えらいてんちょうさんが著書の「しょぼい企業で生きていく」の要約、まとめです。
目次
嫌な仕事をするのはやめよう
つらいことをやる必要はない
著者のえらいてんちょうさんは、朝起きることが苦手で、会社という組織でみんなと働けず就職しても長く続かないということが自己分析からわかっていました。そのため上場したい、イノベーションを起こしたいといった理由で起業したのではなく、消去法的に起業するしかなかったみたいです。
えらいてんちょうさんは自分のつらいこと(朝起きる)をしなくていいように、起業をしました。
著書のえらいてんちょうさんが1番伝えたいことは、つらいことをやる必要はないということです。
サラリーマンという価値観の終焉
サラリーマンというのは、月20日、1日8時間働くことを条件に賃金をもらいます。会社が潰れない限り、毎月一定の収入を得られる働き方です。定職についているためローンの審査なども通りやすくなっています。
ただ仕事が嫌で、心が病んでしまったり、家族との時間が取れないなどなってしまうくらいならサラリーマンをやめてしまえばいいといっています。
サラリーマンをやめて落伍者のレッテルを貼られたところで気にせず生きていけばいいのです。
またサラリーマンをやめて仕事がなくなっても、日本にいれば飢え死にすることもないといってます。日本は生活保護などセーフティーネットが整っているのでほぼ飢え死にすることはないです。
しょぼい起業を始めよう!
生きてるだけでかかるコストを利益にしよう
しょぼい起業では生きているだけでかかるコストから利益を生み出すことから始めます。
たとえばお店を開き、そこに住めばお店の賃料と家賃が同じになります。もしそこでお店の利益がでれば家賃の支払いのたしになりますし、もしお店の利益がでなくても家賃を支払うだけなのでマイナスにはなりません。
また家で野菜を育てて、仕事や学校で移動するときに育てた野菜を持っていき売れば通勤・通学が運送というものに代わりお金が手に入ります。
下手な鉄砲を撃ちまくろう
DHCはもともと大学翻訳センターといい、翻訳をおこなう会社でした。それが今では化粧品やリゾート・映像など多種多様な業界に手をだしています。
しょぼい起業もこれと同じで、無意味に事業計画ばかり練るのではなく、とりあえず手を出してみる。初期投資が少ないもので「いま、これができそう」を積み重ねていくことが大切です。
協力者を集めよう
起業をすればあとは、自分に協力してくれる人を集めましょう。
協力してくれる人を集めるには「正しいやりがい搾取」が大切。正しいやりがい搾取とは、集まった人が自然とやりたいことを手伝ってくれる状況です。たとえば掃除好きの人は何も言わずに掃除をしてくれたり、車でどこかいくときに、ずっと運転してくれたりする人のことです。この人たちは自分がやりたいからやっており、それ自体が対価となっています。
宣伝で重要なのは口コミ
店を開き、人に来てもらうには宣伝が必要となります。
毎日Twitter、インスタなどで投稿したり、広告をだしたりするよりも1番効果があり重要なのは口コミです。
広告をみて行こうとと思うより、友達や近所の人からおすすめされた方が人は興味をしめしいってみようという感情になります。
そのため口コミが肝心となるので、お店の近所の人と仲良くなり、遊びにきてもらうのが効果的となっています。
まとめ
しょぼい起業で生きていくは、キラキラした起業ではなく自分が嫌なことをせずに生きていくための方法がつまった1冊となっています。
これからの時代サラリーマンだけで生きていく時代ではなくなって来ています。嫌な仕事から逃げ出して、違うことをしたいと思っている人にはおすすめの1冊となっています。