最近疲れはとれていますか?
疲れない体とかあれば嬉しいですけど、実際そんな体は存在しないです。ただ疲れにくい体を作ることはできます。
アメリカにあるスタンフォード大学で実際にトレーナーとして働いている山田知生さんがこれまでの実体験や、その大学で行われている方法を紹介しています。
この本に書かれていることを実践するだけで、疲れにくい体を手に入れることはできます。
目次
そもそも疲れとは?
疲れとはなんですか?
日々生活をしていて疲れてが溜まってきたと感じることがあると思います。
とくに徹夜で寝不足の時などすごく疲れていると思います。この疲れとはいったいなんなのでしょうか?
本書ではこの疲れを「神経と筋肉のコンディションの悪さ」が疲れを引き起こすとされています。
疲れの多くは自律神経・中枢神経の2つの神経のコンディションの悪さが引き起こします。この神経の司令塔は脳にあるため、疲労の原因は脳にあるといえます。
この脳疲労を引き起こす原因は「体の歪み」にあります。
体が歪んでいると、その歪みをカバーしようと無理な体制になり、さらに体の歪みを引き起こします。そのため疲れを取るために意識することは、体の歪みをとることです。
疲れた体の判定が下る4条件
1.脈がいつもとちがう
平常時の脈を比べて早すぎると疲れているサインとなります。大人で1分に約70〜80くらいです。
2.いろいろな時間に寝ている
睡眠時間が短かったり、寝る時間がバラバラだと副交感神経が正常に働かず、疲れがたまります。また睡眠不足は間違いなく疲労の原因となります。
3.腰が痛い
体のどこかに歪みができると、脳はそれを補おうと自然に働きます。そのため無理な筋肉を使います。腰は体の要なので、あらゆる体の部位をさせているため、それらのダメージが腰にきて腰が痛くなります。
4.呼吸する場所を間違えている
胸だけの浅い呼吸をしていると酸素不足になり、必要な筋肉も使用できていません。そのため体の歪みにつながります。この呼吸方法を変えることで、疲れにく体をつくることができます。
IAP呼吸法で疲労の予防
IAP呼吸法とは?
「IAP」とはIntra Abdominal Pressureの略で、日本語に訳すと「腹腔(ふくこう)内圧(腹圧)」です。
腹圧式呼吸は、腹式呼吸とは異なり、息を吸うときも、吐くときも圧をお腹の外に圧をかけるように意識してお腹周りを固くします。
圧を高めることにより体幹と脊柱という体の軸が鍛えられ、無理のない姿勢を保つことだできます。
無駄なエネルギーを使わなくなる
IAP呼吸法をすることで無駄なエネルギーを使用しなくてよくなります。
・腹圧が高まることにより、体の中心が安定する
・体の中心が安定すると姿勢が安定する
・姿勢が安定すると中枢神経と体の連動がスムーズになる
・連動がスムーズになると体のあらゆる部位が正しい位置の「ベストポジション」になる
・「ベストポジション」になると無理な動きがなくなる
・無理な動きがなくなると、疲れがなくなる
という「好循環」を生み出します。
この呼吸法を1日最低1度は行うようにする
疲れた体を回復させる
疲れた体を回復させよう
IAP呼吸法は疲れにくい体を手に入れるための予防的なのがメインです。すでに疲れている体を回復させるには、どうすればいいのか。
平日に睡眠不足のため休日に寝溜めする人も多いと思いますが、これは意味がないです。家でじっとしていると疲れが逆にたまることもあります。
そもそも人間の体は左右非対称なので、メンテナンスなどおこなわなければ、自然と体のバランスが崩れて行くため疲労がたまります。
左右非対称なのは、臓器など関係しているので仕方がないです。しかしそれを放置することが問題です。それを放置したままでは体に変な癖がついてしまいます。この癖を取り除かなければ根本的な解決となりません。
今現在ある疲れと体の癖を取り除くには適度な運動が大切です。疲れて何もしたくなくても、少し運動をすることによって血液の流れが促進され脳や筋肉にたくさんの酸素をおくることができます。
まとめ
この本では呼吸法からはじまり、疲労回復の方法や、疲労回復の食事まで細かくかかれています。
また疲れないための日常で意識するこなども書かれています。
この呼吸法は初めて聞くのでこれから試して行きます。